たまに中高年者割引の効くシネコンへ行く。シネコンはかつての映画館とは異質に見える。
割引はありがたいのだが若い人はそれほど優遇せずにいるのはずいぶんこそばい感じがするが。 権勢を誇った大規模なローマ浴場が映画に登場するのかとおもえばそうではなく、ローマ風のジオラマ風呂と日本現代銭湯の主人公浴場設計技師のスペースとタイムスリップによる風呂のアイデアをテーマにしている。 建築設計技師ではなく浴場設計技師とは今まで聞いたことがない。 このテルマエロマエによりしばらく建築設計技師ではなく浴場設計技師という職業が社会的地位を得るかもしれない。 当社にまさにこれにあてはまる これはローマ時代特有の職業と言えるのではないか 映画のようにケロリン桶やフルーツ牛乳のアイデアでなくローマでは各都市に大規模で立派な浴場が存在したことは知られている。 それ以降の歴史ではそれほどまでに浴場を扱った例はあまりなくだからいわゆる建築設計技師の一部の業務であったというところで浴場設計技師という概念が実際に消滅していったのだろう。 こういう時代機会はどうあれちょっとしたことでブームを引き起こすこともありうる。 コミックの原作が売れて映画化した経緯もあり映画も好調に集客しているらしいから変化の兆しが見えるかもしれない。 高齢者は別として中年以下子育て世代はあまり習慣的銭湯経験もなく新鮮に映っているような気はする。 温泉や岩盤浴の疲労回復や治癒効果のシーンも悪くはなかった。 たまたまこのお正月に訪問した福島県で再度同様の地域の温泉入浴の機会があった。
さすがにゴールデンウイーク、寒い春とはいえ高所であっても有料道路は開通している。積雪で自動車が行けなかった土湯峠の赤湯温泉露天風呂に行ってみたかった。 重機で整備している急坂を下り到着。 駐車場の舗装も十分ではない。 ![]() 泥靴になりながら宿泊フロントで申込み、料金を支払い入浴。 建屋内浴場のふろと、独立した露天風呂があり、二種の温泉が楽しめるという。 あまり時間に余裕がないため快晴の露天風呂に入浴。 濁り湯の白湯。 ![]() 白濁成分は硫黄系ということになる。 室内浴場は赤湯だそうだから違う泉源からのものである。 男女対称に3m角の浴槽があるのみ。 吐出は木製樋から半分水中に注がれる。 概ね20㍑/分の吐出だから大したことはない。そう熱くもないが大量に吐出させると熱くては入れなくなるだろうからバルブを絞っているのだろう。 放熱からするとそんなものだろう。水深からして合計10トンの浴槽で合計40㍑/分の補給だから4時間で一回換水の補給水量となる。夜間もずっと供給しているとすれば6回/日程度。 概ね5℃/時間くらいの放熱と考えられる。 何人もの人が入った形跡がないのだが、浴槽内で熱いぬるいの差がなく、入っておられた先客がよく混ぜてくれていたのかもしれない。 しかし湯はまとわりつくような粘度のある温泉水で気持ち良い。 陽気も手伝って裸体を高原の空気に晒す。うーん。 矢張りこういう環境にある温泉は有利である。 しかし到達までにすさまじい労力を割かねばならない。 都市近くの人口集積近くにある温泉はそれはふと温泉浴が可能なのだから高原の温泉とは違うものではある。 ここには脱衣場もなくパウダーコーナーもトイレさえない。当然カランもないからタオルをゆすぎ絞るのも温泉。 しかも銭湯などより高価。 だけど利用者は文句は言わない。 家族風呂ほど日本各地で違うものはないのではないか
例の兵庫県のよかたんやゆぴかの公営施設で条例違反やとりあつかいが公平ではないなどとしていた 根拠は6歳以上の男女混浴であった 家族風呂にそれを言うかと誰もが思うだろう 東北九州などの他県で言えば笑いもんだろう だいたい、混浴上限年齢も県によって違うことは前にも述べた 隣県同士で条例が違うから対応が違う こういう基本的なことは条例ではなく法律により全国統一で決めないといけない 公衆浴場に関する保健行政はなんとかならないだろうか いまでも大阪府や兵庫県は福祉目的の個室風呂なら良く、家族風呂ならダメなど 夫婦や同居家族であると証明しないといけないとか 根拠は公衆浴場法の県条例で男女○○歳以上混浴を禁止していること 福岡県の条例内から 個室を設けて入浴させるその他の公衆浴場(以下「個室公衆浴場」という。)の営業者が講じなければならない措置の基準は、前項に掲げるもののほか、次のとおりとする。 というようにして個室の浴場を区別して条例制定している 大浴場を営業するのと個室型のものを同等に規定したら混浴になるなどということになってしまうのだからこうでないといけない 個室でいちゃいちゃされるより休憩大広間でいちゃいちゃやるほうがよほど迷惑で条文を借りれば風紀が乱れるのではないか 二十数年前に設計させていただいた大阪松原市の温浴施設の会議室で温泉がらみのセミナーがあり参加させてもらった
温泉の新しい発見であった 温泉分析書の見方が変わるような気がする 施設計画上必要な湧出量と温度が我々にはもっとも重要であったのがそのことには触れもせず、ひたすら含有成分の量の多寡と泉質効能にほぼ終始し、そういう見方をするのかと思った まあ温泉施設利用者からすれば効果効能が重要かもしれない しかしずいぶん久々に施設利用させていただいたが、温浴にとって20年はながい 老朽化は否めない メンテはされているし、改装など手も入れられているのだが古いということは魅力を増していくということとその反対のことが同時進行していくような感覚 でも元気に運営が継続されていることが何よりであった
岸和田リバティが2月末閉館だそうな
所有者運営者がずいぶん変更があっていまは万葉倶楽部。 24年というから平成とともにあったということ。 良質温泉があるので使わないのはもったいない。 どういう事業が今後すすめられるだろうか。 万葉倶楽部的施設に建て替えることもあるだろうか それにしても24年とは短命だと言える。 償却も終了していない。 これも想像するに固定費がかさむのではないかと思われる。 客単価集客数も下がる傾向だろうが、固定費がじりじり上がるのが一番効くのではないか。 空間容積の大きさ、大きな浴槽などの放熱負荷、上下水道料金と岸和田市の入湯税課税が重い。 100人以上の従事者が仕事を失うことにもなるだろうし、継続する選択肢はないだろうか。 しかしそもそも人件費を含む経費の掛かる施設であることが閉館の条件になるのだから痛し痒しだということだろう
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