風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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熱気浴のことで

沐浴と区別される、熱気とは限らないが発汗をともなう空気浴の総称と言うのだろうか。
実にさまざまなものがあり、温度湿度輻射熱など組み合わせによりさらに拡大する。

日本人は沐浴を風呂と言う風に捉えているところがあり、熱気浴中心の入浴よりもふろに浸かり、体を洗うことが中心になっている。熱気浴がもっと浸透すればさらに温浴施設そのもののバリエーションも拡大すると思われる。

岩盤浴がもっとじっくりと浸透していけば、低温で着衣で寝転んでゆっくりと発汗するというスタイルは魅力であったはずだが、急速にどこにも出来すぎ、不衛生レッテルによって急速に衰退するという残念な結果となった。信じがたい効能を謳うこともよくなかった。

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ともあれ熱気浴バリエーションは温浴の中核をなし、これが集客の大きな位置付けになっている。
ドライ系サウナだけでも温度が60℃くらいから110℃くらいでさまざま。湿度も高温ほど低く、もちろん低くないと居られない。低めの場合は加湿(アウフグースやロウリューなども)して体感温度を高め発汗を促す。浴感は少しずつ違う。
この辺りがドイツの温浴施設でバリエーションを多く設定していて魅力的。

ウエット系で言えばスチーム浴、ミストルームとその組み合わせ。ターキッシュバスのハマムもこの一種だが岩盤浴に近いともいえる。日本古来の瀬戸内に残る石風呂や釜風呂もこのカテゴリーに属するがそれぞれ違いがある。

普段の生活にあまりない大量の発汗が健康保持や爽快感につながることは容易に想像できる。古来ひとはそういうことを知っていた。かなり世界中で発汗熱気浴は重宝されてきたのである。沐浴だけではそこまでの爽快感はない。

冷水風呂が熱気浴にとって必須のものとなる。
寒冷地の外気浴や冷水シャワーでよい人も居るかも知れないが、高温サウナ好きの人は冷たい深い冷水風呂が好みである。瀬戸内の石風呂の場合は海浜地区で、海水に入浴することが可能な場所に多い。

しかし、食わず嫌いともいえるが冷水風呂のあの冷たさが苦手の人も相当数居る。心臓発作の危険性も。

サウナ嫌い、水風呂嫌いはそれぞれ好き人と比べてどの程度だろう。あまり外浴をしない人は嫌いな人が多いと想像できるが、潜在的顧客でもある。このあたりが根強く温浴施設が生きていくための重要な要素だろう。
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by plus-plan | 2010-08-05 18:15 | ふろのこと
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