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風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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秘湯ブームでの落とし穴

別府明礬温泉、鍋山の湯の事件でいろんなことを考えてしまう。
亡くなられた方には御冥福をお祈りするとして、こういうところは当然ながら無料で入浴できるのだが、塀ひとつなく着替えからすべて見られていても文句の言いようがない。
しかし男性でさえはばかるところ、わかい女性がひとりで野湯に行こうというのがすごいなと思う。
やはり情報量なのだと思ってしまう。

考えるに
案外、車などで近くまで行ける様なところは危ない。
何時間も歩かないと行けないようなところはむしろ安全だと思う。たまたまひとと出くわすことはあっても、意図的に待ち伏せたりして覗いたり盗ったりということは考えにくい。

この事件は犯人が近くで待ち伏せていてトラブルになったのではないかと想像する。
温浴の営業施設では外部からの見通しが出来ない構造とか子供以外の男女が混浴してはならないとか定められて、営業者に管理責任があるのだが、無料の野湯ではそんなものは関係なく自己責任ということになる。

覗くという行為がふろ(営業施設)の営業上問題になることが多々ある。覗くというのは相手が見られていることを分かっていない状態で覗いているわけで、男女双方裸体で同居するドイツなどの温浴施設内の状態とは別物である。北海道の山の野湯で女性も混浴していたことを経験しているが、違和感はなかった。
秘湯ブームでの落とし穴_f0230744_9233445.jpg
覗きという行為の醜さと犯罪的行為を犯しても覗きたいというくらい魅惑でもあることなのだろう。

ところが覗き行為が見つかったりすると犯人は窮地に陥り危険を犯し、事件につながるように思う。

秘湯野湯ブームは無料という節約の時勢に乗っているので継続していくのだろうが、事件の早期解決と、こういうことがおこらない世の中になることを祈念する。

by plus-plan | 2010-09-09 09:30 | ふろのこと
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