風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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温浴デザインⅡ

温浴デザインⅡ
うまく表現できないのだが、和風とは言わないまでも和の精神で出来て「いない」温浴施設が営業的にあまりうまくいかないことを見てきている
 
反対に風呂は和風でなければならない(という和風)というだけでできている施設もいまいちなのである
要は魅力ある施設なのだが、実に魅力というのは奥が深い

裸でいる施設だからなのか、開放感やくつろぎ感、好まない文言だが癒しなのかそういう類の充足度合が決め手になっているが、理想を求めて徹底すれば利用料金を高価に設定せざるを得ず、繰り返し利用を促すことには反する。

繰り返し利用という魔物が温浴施設には重要で、どういう人がどのように利用されるかということで、絞り込んだターゲットに裏切られることもあり、やはり利用者の心理は微妙なものと言える。

従業員の態度系のトラブル、清掃、不潔、使用水の清澄度塩素管理などでヘビーユーザーを失うこともある

視点を変えれば年間40万人の利用者がある施設は、さまざまな繰り返し利用者により40万人に達しているのだが、週に2回利用する人から年に3回の利用者などがあり、仮に2回/週の人はおおよそ年に100回(人)利用される。仮に2回/週の客がすべてだとすれば4000人のユーザーで40万人に達する。
1回/週で8000人。
1回/月で3万人。

1回だけ利用する客はあるにしてもほんの僅かでしかない。

1回利用してみたが繰り返し利用者にはならなかったという客が実は絶対数は多いのだが。

商圏人口10万人とか20万人とかあってもほぼ数万人の利用者により成立していることを理解しておく必要がある。
だから一回きりの利用者のために度肝抜く意匠や差別化差別化と称して過大なモノづくりをするのは間違っている。

ただもう一度行ってみようという再利用を促す、清潔で飽きさせない違和感のない快適なものという方向にいく必要がある。

もちろん差別化に反対ではない。
既存施設のヘビーユーザーに訴えないといけない、そのための差別化は必要。

和洋を言う前にそういうものを充足させ、過不足の無いデザインが必要なのだと思っている。
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by plus-plan | 2011-06-22 09:40 | ふろのこと
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