風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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鳩子の湯

またまた年末が近づいてきた。過ぎ去る時間の速さがすさまじい。

先日ニュースで山口県上関海峡温泉「鳩子(はとこ)の湯」完工式 事業費9億円 年間6600万円の経費、年間7万人の利用が必要、大人600円の利用料と発表されていた。

またまた交付金によってハコものが完成した。

福島原発事故以前から工事開始しているから仕様がないのだがこの9日にはオープンという。
利用者7万人/年が目標とも。

あれ?年間7万人に利用ということは概ね200人/日ということ。そしたら1520㎡もの施設っておかしい、過大ではないのか、そもそも3500人のまちで。

初期コストは交付金ほかだからよいとしても、ランニングコストが6600万円必要というのだからこれに見合う利用料収入が必要だと思う。

雇用創出だとしても、本来この6600万円のなかにあるわけで、利用者の少ない施設で給与を受け取るのに働く人は交付金からの所得では居心地のよくないことこの上ない。
そういうものは雇用創出ではないのではないだろうか。

そもそも施設規模に対し極端に少ない7万人目標というのは利用料600円をかけると4200万円となり6600万円を大きく下回る。
これは交付金で賄うのだろうか。

建築物は初期コストだけではなくランニングコストがかかるもの。概ね規模に比例する。温浴施設は誰にでもわかるように給湯の負荷が大きなウエイトを占める。
冷房は夏だけ、暖房は冬だけだが給湯は年中。

こういう計画はどのようにして出来上がるのだろうか。だれにでもおおよそ想像がつくはずではないのだろうか。
交付金が出るからよいのだろうか。
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by plus-plan | 2011-12-21 14:01 | ふろのこと
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