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風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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またまた共同湯のこと

あらためて草津温泉共同湯について思う
またまた共同湯のこと_f0230744_15473569.jpg

草津温泉の各共同湯などを見たり利用させてもらったりした。
またまた共同湯のこと_f0230744_15475940.jpg

豊富な湯があり井戸などが要る洗い場カランもないから源泉供給するだけだから無料でよいのではないかと思うかもしれないが、清掃時間には清掃し、夜間は照明も点くし便所も備えているから水も電気も必要。
もちろん清澄に保つには清掃のひとも働かねばならない。
老朽化すれば修理、建て替えなどがたいへん。
またまた共同湯のこと_f0230744_15483993.jpg

だから他の地域の温泉共同湯では外来者を有料化し、値段も上げる。
草津では無料。
またまた共同湯のこと_f0230744_15491536.jpg

おおよそ徒歩数分以内に一軒ずつあるから200m四方で1.6㌶だから300人くらいで一軒だろうか。
18軒あれば5400人くらいが町なかに住んでるだろうか。
またまた共同湯のこと_f0230744_1550576.jpg

全部が共同湯生活をしているかどうかはわからない。だけど利用している人が多いだろう。要は生活に必須の昔からある共有浴室と考えるのが正しい。
またまた共同湯のこと_f0230744_15512852.jpg

これを外来者に有償で提供するのもお尻がこそばいだろう。
白旗の湯や地蔵の湯は確かに観光土産のようなスタイルになっていて、草津の誘引理由になっている。
しかしそれら以外は違うひとびとの生活そのものと言ってよい。
またまた共同湯のこと_f0230744_155297.jpg


銭湯でもスパ銭でもそういう共同湯的色合いをもっているところもある。
だけどシャワーがあり洗い場カランは必須というのが違う。
またまた共同湯のこと_f0230744_15534514.jpg

ここの共同湯ではカランがないから湯舟の湯をかいだして体を洗うかまたは洗わないで浸かるだけ。洗髪洗顔などは不可能に近い。生活の湯としてはその辺がつらい。結局地元家庭では浴室カランシャワーを設けるところが多いのだと思う。

by plus-plan | 2012-02-04 15:55 | ふろのこと
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