風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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二つの源泉

たまたまこのお正月に訪問した福島県で再度同様の地域の温泉入浴の機会があった。
さすがにゴールデンウイーク、寒い春とはいえ高所であっても有料道路は開通している。積雪で自動車が行けなかった土湯峠の赤湯温泉露天風呂に行ってみたかった。

重機で整備している急坂を下り到着。
駐車場の舗装も十分ではない。
f0230744_15501357.jpg

泥靴になりながら宿泊フロントで申込み、料金を支払い入浴。

建屋内浴場のふろと、独立した露天風呂があり、二種の温泉が楽しめるという。
あまり時間に余裕がないため快晴の露天風呂に入浴。
濁り湯の白湯。
f0230744_1550497.jpg

白濁成分は硫黄系ということになる。
室内浴場は赤湯だそうだから違う泉源からのものである。

男女対称に3m角の浴槽があるのみ。
吐出は木製樋から半分水中に注がれる。
概ね20㍑/分の吐出だから大したことはない。そう熱くもないが大量に吐出させると熱くては入れなくなるだろうからバルブを絞っているのだろう。
放熱からするとそんなものだろう。水深からして合計10トンの浴槽で合計40㍑/分の補給だから4時間で一回換水の補給水量となる。夜間もずっと供給しているとすれば6回/日程度。
概ね5℃/時間くらいの放熱と考えられる。
何人もの人が入った形跡がないのだが、浴槽内で熱いぬるいの差がなく、入っておられた先客がよく混ぜてくれていたのかもしれない。
しかし湯はまとわりつくような粘度のある温泉水で気持ち良い。
陽気も手伝って裸体を高原の空気に晒す。うーん。

矢張りこういう環境にある温泉は有利である。
しかし到達までにすさまじい労力を割かねばならない。
都市近くの人口集積近くにある温泉はそれはふと温泉浴が可能なのだから高原の温泉とは違うものではある。
ここには脱衣場もなくパウダーコーナーもトイレさえない。当然カランもないからタオルをゆすぎ絞るのも温泉。
しかも銭湯などより高価。
だけど利用者は文句は言わない。
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by plus-plan | 2012-05-04 15:51 | ふろのこと
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