浴槽のオーバーフロー方式のはじまりはもう30年以上になるだろうか、流れ風呂と呼ぶ2~3段の上部浴槽から下部浴槽に流れ落ちるようにして濾過し循環させるものを開発した。
それまではオーバー水は排水へ行くだけだから水面を下げてあまり排水しないようにするから、汚れの多い表面水が流れずこの流れ風呂は画期的であった。
利用者からも表面水が常時流れていることや立体的に見える風呂の構成が支持される要因ではあった。
難点もあり立体的構成にするため、浴室に段差を設けることが多くなり、あまり採用されなくなったが当時はずいぶん多くの施設で採用され、いまも利用されているところも多くある
段差を設けない施設の場合は浴槽にあまり落差をつくれないので各浴槽ごとにオーバーフローさせる方式に移行して現在に至る。
弊社でなくとも最近ではオーバーフロー方式を採用している施設が多い むしろ最近開業する施設ではオーバーフロー方式でない場合のほうが少ないかもしれない。