風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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カテゴリ:ふろのこと( 81 )


ゆかのこと

無神経が店をダメにする

温浴施設の床が冷たいことが多いので視察にうかがうときなど私の同行者はいつも上履きを持参している

先日それを断られた

刺青タトゥーを断るのはあらかじめ明示しているから納得だろう
冷たいだけでなくたくさんのひとがはだしで歩いた床だから何らかのものを履きたい

温浴施設の一番つらいのが床だと思っている、夏冬で条件も違う
無神経にも埃や訳の分からない汚れが目立つことも多い
そのうえ入浴者にとって冷たいという致命傷を与えることになる
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天然木床やカーペット敷きなど一長一短はあるが少しは良い
床暖房を組み合わせることもある
コンクリートにビニール床が多くなってるがこれが冷たい床の元凶になっている
したくてしてるわけではなかろうからこれをよく理解して従業員が利用者に対応しないといけない
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by plus-plan | 2013-12-25 18:02 | ふろのこと

赤字転落

「大山田温泉さるびの」が赤字転落しているニュースがあった
1999年4月開設で2011年度は34万人、昨年度は16万人と言う

なにか間違いではないか

7年くらい前に行ったときにはずいぶん盛況で
これは環境からすると成功例だろうと思っていたところだった

見る限り2011年度までは34万人以上ということだろうから頷けるのだが急激に半減してしまうというのは顕著な原因があるのではなかろうか

ここまで極端ではないが指定管理者運営の市町村温泉施設で苦境を聞く

温浴施設は一定の分岐点を下回ると厳しい

売却も検討するらしいが、買った民間運営者が黒転させることがあるならそれはそれで困ったことではなかろうか

それに、当該伊賀市の市税条例では入湯税一人一日150円とあり除外規定がない 割引や安売りもしてるから運営不可能に近いだろう

目的税とはいえ市税として3千万円/年ほどの課税は双方に大きすぎる

伊賀市内の後出の民間温浴施設は温泉を使わず人工温泉などで代用しているのはかしこい
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by plus-plan | 2013-11-22 16:07 | ふろのこと

下水道料金

古代蓮物語迂回配管で未払い使用料と過料の請求に対し運営者が市を相手に請求取り消し訴訟で判決が出たとニュース。

これではまさか浴場汚水単価を適用すべしと言っている。

ここでは下水1t当たり一般汚水180円、浴場汚水45円(いずれも1000㎥以上分)だから未払い使用量1億円と仮定して7500万円減額となる。

運営会社は大いに助かるだろう。
どういう判断基準なのだろう。

こういう類のことは公平性が重要でここだけが特別ということはない。

公衆浴場法上その他の公衆浴場は下水道料金は一般汚水が適用される。古代蓮物語でも迂回していないメーターを通った水の料金は一般汚水が適用されているはず。
未払い使用料にのみ一般公衆浴場用の浴場汚水を適用するのは筋違いではないか

この件に関しては各地で発覚しており判例となるため注目される。
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by plus-plan | 2013-09-27 16:44 | ふろのこと

新規開業施設

たまたま台風の近づく京都の二軒の新施設を訪問した。
1000円と1200円の入館料金。

京都では既存嵯峨野の天山の湯が1000円だし、エミナース竹の郷温泉も休日は1000円だから驚くことはないのだが、1000円の壁を超える入浴施設のありかたというものを再考させられた。

ロケーションだけでなく、1000円の施設らしさというものが備わる必要がありそう。もちろん有料無料のゆっくりできる場所があり適度にプライベート感があり、おおよそそこら辺の安価な入浴施設に備わっているものは同様に備えている必要がある。

そのうえで違いを感じさせなければならない。

そこが重要だと思う、ここは小細工の積み重ねになる。
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もちろん規模の大小が大きい。
たとえば小さいサウナは他者がおらずたった一人で入っても爽快感があまりない。テレビはやはりあるほうがよい。水風呂も大きく深くないといけない、そんなことを言ってると規模あるほうが有利に決まってる。

しかし、今の例のように少人数のために大きなサウナを運転しなければならないという矛盾が起こる。
だから規模感は妥当性が重要で、やはり1000円で芋の子洗いだと損した気分になるのである。

もうひとつ、一軒は京都のしかも有数の観光地での施設だからあまりリピーター頼みの必要がない可能性がある。

しかしこれが一番難しい。やってみんとわからないしどこでやるかでどのくらい利用されるかわからない。

二度と利用しなくてもここへ来たときに入浴していこうと思う施設だからリピーターではない。

観光土産のようなもの。

それでも土産の風呂としては売れる?かもしれない。
だから施設の中身はまあええんと違う?となる。
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by plus-plan | 2013-09-18 18:42 | ふろのこと

新規オープン温浴施設


大阪南部の温浴激戦区にあたらしいスパ銭ができた

拝見してみて、差別化をしたい、独自性を出したいという事業主の強い思いが感じられた
つくるときのそういう気持ちがなければ運営面でも長期にわたって目標設定しつづけることが難しいだろう

チムジルバン、岩盤浴の類がなく、浴場も比較的小規模
大阪では珍しい個室家族風呂が付帯
規模感は敷地(駐車)規模によるだろうがスパ銭初期のように芋の子洗いの集客はないと見切っている

だから適度に小規模でよいと割り切ったように見える
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大浴槽が露天風呂側に解放される方式や露天風呂もそう大きくなくてもそう感じない工夫があり、サウナも男女とも一種しかなく小さい

冷水風呂など2人入りづらいしかも浅い

全体の浴槽容量はかなり小さいのでずいぶん固定経費が少ないだろうと思われる。これが損益分岐点を下げておくことにつながる

温浴激戦区で小規模で勝負するのは勇気のいることだが、結局は商圏の利用者が評価することだろう
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by plus-plan | 2013-08-19 16:36 | ふろのこと

閉館

かんなべ湯の森ゆとろぎが閉館だそうな

開業(1994年)当時、ああいう場所で水着浴温泉施設を勇気?をもってやったなと称賛したことを覚えている。
水着利用1300円という設定も目を引いた
アル単温泉27度台、440㍑/分という微妙な源泉だから、利用者数と浴槽の大きさ露天風呂のバランスが大事かと思われる。
利用者が多ければよいが、逆転すれば放熱負荷との戦いになる。

新施設建設をすすめているとかかれている。
教訓になっているだろうし二度と同様の失敗はしないだろうがそれだけだと新施設の魅力はどこにあるのか見ものだが、シーズン変動や平日休日変化の大きい地域だろうから、地元にも愛される施設になることがもうひとつのキーワードではないかと思われる。

温浴施設というものの到達点に近くなるほど、可もなく不可もなくなってくる。
もちろん素直に「高温泉」などを抱えていればそれがすなわち施設の魅力になる。大露天風呂も可能なのだが、27度台の温泉でそれをやろうとすればどうなるのか、案外当事者にはわからないものなので、そういうことのわからない提案者と、審査者によりプロポーザルの採用案となり、その後あまり深く考えないで建設されてしまう。

あとは言うまい
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by plus-plan | 2013-07-31 10:22 | ふろのこと

この時期のふろ

夏至が近く、太陽が高いかんかん照りではなくともすこし外にいるともう皮膚が焼けている
短い春に続き ながい夏がまたくる
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この時期ふろは浴びるだけなど簡単に済まされる傾向になる

だけど今だからあらためてしっかりと全身浴すると疲労感が浸出していくし、冬のサウナより夏のサウナ、冷水浴も浴後感がよい
ぬる湯にゆっくりと入るのももまたよい
浴後、ゆっくりできたらよりよい

そういう夏のふろのたのしみをわかってもらい、ふろをシャワーなど簡単に済まさないで、より多くのひとに利用してもらえるように微力ながら努力を重ねたいとあらためて思っている
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by plus-plan | 2013-06-18 10:43 | ふろのこと

新規開業

新年度が月曜というとし回り。
決算や人事の節目となる役所や大会社には大きな節目であろう。
われわれはそういう世界とは無縁でさびしい。
相手が年度末を節目として忙しくされているのを見るばかり。

案外いまごろ開業する温浴施設があることを身の回りで感じている。

正月かゴールデンウイークか夏休み前と相場が決まっていたのだが、昨今そういうときを外すほうがよいのではないかと考える人が居る。

しかし、この時期は年度末に工事の追い込みが重なるからあまり有利とはいえないと思うが、年度末に集中しない傾向もあるかもしれない。

そういえば、岡山の瀬戸内に近いほうでかなりの大型施設が新規オープンをむかえている。

足元や一定の距離感のなかの人口密度感が重要で、利用者数の大半が繰り返し利用者であることをおもうと難しいのだろうと思う。

魅力ある施設ができても利用者にとって行き易さとか親近感とかいうものをどう演出し、機能させるかが重要だと考えている。

こことは無関係だが建築作品として優れている温浴施設でそういう施設はほぼ皆無にちかい。
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by plus-plan | 2013-04-01 11:46 | ふろのこと

掛流しふろの実現

もう2月も終盤に入った

正月明けからほんの少しで3月がやってくる 梅、ぼけ、ロウバイ、レンギョウ、ユキヤナギなど順々に前後しながら開花し桜の開花にいたる少し先の情景を感じ、期待しながら歩いたり走ったり、寒くともよいシーズンをむかえる。

お手伝いさせていただいた源泉掛流し浴槽をもつ大型施設が開業を迎える。
諸条件がそろわないと実施できることはまれだがわれわれにとって一昨年山陰で開業した施設に次いでのこと。

利用者は薄めない源泉のままを気持ちよい温度で利用できる。

すばらしい源泉だから施設のハード以上に温泉の「浴感」で利用者は喜んでくださるだろうと思われる。

思い返せば、仮設ポンプでくみ上げるその源泉にまだ何も施設の無いところで水槽に上って入浴したのがもう4年くらいになるだろうか。
いまの季節感と同様に、期待感で盛り上がろうとしている。
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by plus-plan | 2013-02-25 17:16 | ふろのこと

レジオネラ事故閉館

サイボク天然温泉まきばの湯が閉館するそうな

入館料1200円・1500円(休日)と岩盤浴で30万人/年も入れればやめたくないのだろうが

レジオネラ症患者を出したのだから営業停止はやむを得ないだろうが、レジオネラ属菌の
基準値以下を常時維持することは泉質に係らず結構難題だから近隣施設なども神経を
とがらせていると思われる

この事業主は食品会社ということがあり そちらが本業のようなので
イメージの維持や信用を考えてのことだろう

本業と浴場施設の関係がうまく切れるのであれば他者が運営をするというのもあるかもしれない
しかし開業9年目だそうだからそろそろ老朽化がはじまり各所の修繕交換などの再投資が必要になる時期ではある

所在の日高市は日帰りでも100円の入湯税が課金されるという事情からの
料金設定かと思われ 競合の多いところで差別化の工夫がどのように
なされているか興味があり いちど訪れたいと思っていた施設ではあった
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by plus-plan | 2013-01-10 14:26 | ふろのこと