風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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入浴しました

スパスミノエに行ってみた。
すでに懐かしいくらいの時間が経過、ちょうど9年。土曜日16:30から19:00飲食もさせていただいた。

露天風呂の改修がなされている。竹林のほうがこの日は男性日。

サウナ水風呂交互浴を3回。サウナは常に10人程度滞在。ここは冷水風呂が大きく、深く快適。
ここでも汗だくで勢いよくはいり、潜る輩は多いのだが浴槽が大きいのでずいぶん助かる。
狭い水風呂で真横で潜り頭をざぶざぶとやられると不快なのだが。
サウナは床の動線部分の板が反って人が通るたびにシーソーをやっている。この場所をを避けられないくらい混むとつらい。

熱ロスの防止目的のサウナの風除室ドアは外されている。議論あるところだが、ドアが二枚あると出入りが煩雑で客から不満が出るものと考えられる。露天風呂にある加湿サウナは二枚ドアが生きている。

露天風呂へは水風呂室というべき風除室がありここからと、反対側にも風除室があり動線的には良好。露天風呂を各要素が囲い込みよいプランだと思う。

露天風呂に木造東屋を増やしている。古材風に錆びた感じを演出している。竹林にしたこととこれによってずいぶん厚みがついている。もとの鉄骨東屋はそのまま生かしている。ずいぶんこの点は当時鉄骨でしかできないことで落胆をしていたものだが、躊躇なくやられているように見える。
やったひとが責任を持つのだから言うことはない。

洗い場ディテールもちょうどよい。よくメンテナンスもされており快適。

さぬきやが当初から入っている飲食に。
ビッグテーブルが置かれる入り口近くに座る。やはり一人客のおばさんが正面にすわりあれこれ話をしながら食事。サラダ類と酒を注文。あたりまえにおいしい。あらためて思うことだが飲食を含むホールのデザインの強い印象が生きており魅惑的。

土曜夕刻ということもあるが、よく入っている。
同時滞在者250人というところか。推測だが年間40万人を超えるくらいの利用者はあるだろう。

住之江競艇場が開催されているようなのでふらりと入ってみた。轟音をあげて船が走る。船が走ってそれに懸けるひどく単純なことなのだが、こういうものは単純なほど奥が深いのだと思う。
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by plus-plan | 2011-11-29 10:17 | ふろのこと

また閉店

遠州浜天然温泉八扇の湯がこの15日で閉店という

台風15号被害甚大、復旧困難と言ってる。入館料900円というある意味で難しい設定をしている興味ある施設。大きな露天風呂と内湯もシンプル、タオルも館内着もつかない。
温泉も掛け流しではない。
湧出量は記載あるが温度はない。

温泉の露天風呂が大きいということがこの施設の唯一の利用者誘因理由だろうから、経費の掛かることと裏腹だろうことは想像がつく。このような浴槽や配管は、きっかけがあって漏水でも始まるとつらい。台風被害が直接つながらないがそのような何かが起こったのだろう。
大型の露天風呂は温暖な地域でも燃料と温泉を使って昇温と維持し、運転するのだから温泉に温度がなければ、下水道料金までかかるのだから大きい。

そう考えると高温泉を豊富に持っている各地の温泉地は少々のことは問題にならないくらい。
まして浴槽の底から湧出するものなど漏水など関係ない。 魅力的だなあ。

温泉地などでは整備されている場合でも下水道料金制度的に減免をしたりしている。たいていは掛け流し温泉は雨水天然水と同じ扱いとなっているから、温泉に下水道料金メーターのつくスーパー銭湯とはずいぶん営業条件が違う。

900円程度の利用料金で温浴運営をやるのであれば、利用者はもちろんサウナ水風呂類の充実が不可欠だし浴場露天風呂もないがしろにはできない。しかしそれよりも滞在に耐えるゾーンが不足しているということか。

しかし閉店前どのくらい入ってたのだろうか。
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by plus-plan | 2011-11-18 12:56 | ふろのこと

週一でお湯交換

スーパー銭湯って一週間も湯を換えないって、働いたことあるひとが回答し、そんなとこには寄り付きませんとコメントされ、ベストアンサーに選定されてるのを見た。これを見た人は確実にそういうところに行かなくなるかもしれない。
こういう誤解は解いておかなければと思った。

法的なことがあるからあまり言えないが、現実はもっと長期換水(湯を抜いて交換すること)していないところもある。
これで長年にわたり銭湯などの営業はやってきている。

ずいぶん以前に韓国の銭湯に行ったとき、いまだに毎日換水をしているところを見た。夕方だったこともあり、浴槽表面には白っぽい浮遊物がある こちらに垢が来ないように避けながら入浴しないといけない。
きれいな湯に入りたければ早く来ないといけないそうだ。

濾過機が普及するまでは日本の銭湯も似たようなものなのだが、いまどきそんな施設探してもない。
家庭風呂で同じ湯で4人目ともなるとかなり垢が浮くのと同じこと。

掛け流し温泉ともてはやされるが、これは法的に毎日換水しないといけないことになっている。
栓を抜いて洗って湯張りをして換水をしたうえに少なくとも営業中、温泉放流をする。
これが掛け流し。
何リットル流すかは定かではない。施設によりまちまち。

一方、多くの施設が濾過循環でやっている。
濾過循環は濾過機とポンプで砂などの濾材で汚れた湯を濾して浴槽へ送る循環をしている。滅菌もする。循環量なども規定されたりしている。

そして、ひとが入れば溢れる。
あふれた量は補給される。
この補給量も加減が可能。補給量を増やせばそれだけ新鮮な湯が満たされる。
換水規定は週一でも、それ以外につねに新しい湯が入ると考えてよい。
掛け流しと濾過循環のどちらが清澄かなんて言えるものではない。
何と言おうが嫌なものはイヤというのもあるから難しいが。

どの場合でもそうだが、一人でも多く掛け湯をしっかりして、しもあらい(お尻、股間を掛け湯などで流す)をして入浴されるマナーがあれば、ずいぶんきれいな湯に入ることが可能なのだが。
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by plus-plan | 2011-11-08 18:17 | ふろのこと

続スーパー銭湯の閉店売却

スーパー銭湯の閉店や売却などのはなしがとてもにぎやかになっている。

新規開店は無いのではないが少ない。
閉鎖に至る事情はみんな違うから一概には言えない。
だけど共通するのは売り上げが減り、経費がかかること。売り上げが下がっても経費が下がれば大丈夫なのに経費は下がらない。

仕入れ、人件費はもうこれ以下無いというところまで来ているとすれば、減らないかむしろ漸増する水光熱費の影響が大きい。
とくに客の囲い込みのため割安な会員向け回数券の大量販売によって利用客が増え、実際の経費増となることがある。本来、少しでも入館料は高く売らないといけない。

入浴回数は増やさずにプラスアルファで戦略を練るほうがよい。
飲食や、リラクでのおまけをつけるほうがよい。
それが無料入館券では意味がない。

入浴すると精算時に大幅な次回割引券をくれるところがある。これをやりたい責任者の気持ちもよくわかる。近隣施設との力関係だから一概に責められない。しかしこれで苦境を乗り越えることができるかというとそうではない。より苦境に陥る。

某国のようにデフォルト危機により金利が上がるのに近い。

温浴施設はプランニングが最も重要であることをこういう時機にきて強く思う。

無理なプランニングの施設は破たんが早い。

合理的プランのそれは持久戦に強いと言える。

男女浴場浴槽の位置、サウナの配置、露天風呂の置き方、機械室の配置が死命を決する。もちろん飲食、リラク、後方室の配置も大きな影響がある。

しかし風呂回りで決まりだろう。
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by plus-plan | 2011-11-03 14:37 | ふろのこと