風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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西の河原露天風呂

f0230744_1519377.jpg

ここは利用してみないと大きさの感覚はつかめないと改めて思った。

かなり狭い脱衣室から露天風呂に至るスペースが狭く、夕刻の混雑時間帯には大変困る。掛け湯も利用しづらい。
掛け湯代わりに浴槽水をかぶることもしづらい。

しかし浴槽に入ってしまえば巨大な浴槽だから問題はない。

入り口付近から湯が補給される水上側に向けて徐々に水温が上がっていく。
入り口は40℃あるなしで水上では45℃近い。

オーバーフローしている箇所を見ていると小さい滝のようになって西の河原公園の河川となって流れていく。
男性側で概ね1㌧/分くらいはありそう。
同量水上で補給される。男女で2㌧/分ではなかろうか。

浴槽面積は合計500㎡というから概ね300㌧となる。
そうすると補給水量の2㌧/分は相対的に大したことはないかも。

f0230744_15201656.jpg

それでもここならではの露天風呂といえる。

浴用水の河川放流が可能なのも、それだけの高温補給水量も確保できることもそれをバランスさせることもできるのだからすごい。
他の草津源泉はかなり濁りがあるのに対して、ここは万代鉱源泉でかなり湯が透明感が強い。強酸性でもある。

もしこういう源泉を使うことができるのならさまざまな提案が可能だと思う。
金属類を腐食させるから熱交換が難しいが、燃料熱源水源の必要のない営業施設をつくることがが可能だからいくらでも魅力あるものができる。
しかし、共同湯を地域で守りながらこの露天風呂やほかにも営業施設を運営されているのだからバランスをさせながら草津温泉全体での位置づけができなければ単体での温泉利用など意味のないものにもなってしまう。

それにこういう源泉はとくに共有財産だという認識が十分でないと間違いをやってしまうこともありうる。
そういうことを踏まえてデザイン提案がなされないといけないと思う。

一般的に掘削費用を出して温泉を掘り当てた人や自治体がその権利をもつものという風に思っている。
そういう感覚でこういうものを見ることはできないと思う。
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by plus-plan | 2012-01-27 15:23
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