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風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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激安温泉

激安温泉として愛知春日井市で開業したスパ銭がもうすぐ廃業するという
周りは竜泉寺の湯、喜多の湯、花しょうぶ、湯の城など強豪が出店している地域、人口も多い
大人550円という入館料金設定で岩盤浴フィットネスレストルームもみんな無料、入館料金のみという。

建設費をかけてランニングコストもかけてそういう入浴以外の施設をつくり入館料金のみで開放するというのはどういう目論見なのだろうか

競合店の中でも竜泉寺の湯守山店は入館料500円岩盤浴200円という安さで施設もかなり充実したものだからこれとまともに勝負になってしまったのだろう
花しょうぶや喜多の湯などは竜泉寺の湯と激安ではなく勝負している
廃業する激安温泉は昨秋からは利用料を450円まで下げて昼までは390円とまさに悪循環、竜泉寺の湯が朝風呂として400円でやってるからもう競争するしかないというのが読み取れる、しかし以前からそういう施設として運営されてる

この料金だといったいどのくらい客を入れないと成立しないのだろうか
水光熱費はある程度利用者数に比例して増加するので薄利多売の運営はどんどん苦しくなる 増して料金を下げて且つ無料フィットネスや無料岩盤浴などさらに足を引っ張る

ここは極端な例だが各地でこれに似た商圏状況が出来上がっている
廃業して解体するとなれば大きな投資が回収されないまま無に帰すことになる

by plus-plan | 2017-03-02 17:14 | ふろのこと
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