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風呂あれこれ PartⅡ


温浴施設の設計を手がけて40年、風呂への思いを綴ります。
by plus-plan
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富山の温浴施設

ニュースを見て驚いた健宝の湯が閉めていみずの湯としてオープンしてさらに最近閉めた
冬場はどうしても経費比率が上がるからつらいところ

もともと、1300円とかの入館料金で計画されたのだからそれに沿ったものになっていた
最近取りざたされる高額入館料施設の先鞭だといえる

地域にはこういう施設はなかった だから余程考えた末での計画だったに違いない
しかし競合店の新設により利用客が減ったに違いなく入館料金を下げて対抗した

下げても元のようには回復は望めないと思われる

そうすると下げた分が減収になる

高額入館料金設定の有利なのは同額売り上げなら水光熱費などの原価率が下がることで、料金を下げて客数を伸ばしても経費比率が上がってしまう

だからいかに高額単価を維持して運営するかが焦点になる

健宝の湯のときに料金を下げず付加価値を上げて対抗すべきだと考えられる
当初の計画で1300円に見合う施設づくりをしているからそういう差別化の方向を変えてはならないはずである

# by plus-plan | 2017-02-04 12:07 | ふろのこと

台北旅行

正月休みに久しぶりに台湾台北に行くことができた

市街地をものすごく高速で走るタクシーは今も変わらないが相対的に安く利用できるので便利
だがちょっと怖い。
以前のイメージからは少し遠回りをしてメーターを上げようとしたり不正があるイメージだったが今回はそういうことはなかった。

それ以上にMRTという都市鉄道網が本数が多く便利で利用料が安い。
交通費全般が相対的に安い感じがする、これは非常にありがたい住民になろうが仕事をするのにも旅行者にとっても利便性が上がり効率が良くなる
 
日本はこういう料金が高すぎる

結構狭いところに270万人が住んでるから大阪市に規模が似ている
だが各地にある夜市などに出かけてみるとものすごい密度でひとがいる
MRTも混雑が激しいところが多く大阪がさびれているようにさえ見える

台湾の温泉のこと
男女別の裸浴があまりないように思う
水着での混浴利用か個室利用の裸浴かとなる 
日本統治時代からの温泉地でもあまり男女別の裸浴が表面に出ないのか 

有名な北投温泉でもイメージしていた北投石による岩盤浴施設は見当たらず。事前調査が必要だったか
裸浴は宿泊施設の日帰り利用などであり、ここでも一般開放している露天風呂は水着での利用で男女混浴であった

台北の南のほうの烏来温泉にも行ってみた
川沿いの露天風呂は川水と温泉を混合させてカーテン仕切りの脱衣ブースを利用してやはり水着に更衣する
台北旅行_f0230744_1459843.jpg

泳いでる人もあり、じっと沐浴している人もある
あまり入る気がしないのでさっさと退散した
この地の温泉利用施設はほぼ家族風呂といってよい ちょっと隠微な感じもする

中国本土でも最近でこそ極楽湯などが日式男女別裸浴を開業しているが、台湾の温浴事情が本来の姿だと思われる 公衆の面前で全裸で過ごすことに対する価値観がどうも違う
サウナ熱気浴などや体を洗うなど女性など水着姿だとすごく嫌ではないのだろうか

# by plus-plan | 2017-01-07 15:02 | ふろのこと

年末に

飛ぶように年末がやってくる
 どうか新年もよろしくお願いいたします

昨今は満艦飾で大型の高額利用料の高付加価値温浴施設が新規開店されていく

関東圏などの巨大人口を背景に持つ地域でのみ成立するものと思われるが少しづつ地方にも拡大していっているように思われる
ラドンセンターや健康センターがいっとき建設され今も運営を継続している施設もあるが全体としてはほぼ廃れた
 
それはスーパー銭湯の台頭によってであった

 健康センターの入館料が2000円前後に対しスーパー銭湯は入浴に特化して500円程度で運営するものであった 健康ランドのように広間やレストルームシアターなどなくとも入浴ができれば安価なほうが良いというものであった

ところがいままたスーパー銭湯がいろいろとくっつけて大型化し高額化をすすめている一見高利用単価になるので魅力的なのだが投資規模が過大になり 
少し間違えると健康ランドと同様になるのではないかと危惧している

歴史は繰り返すのだろうか

# by plus-plan | 2016-12-26 17:26 | ふろのこと

遮熱のこと

いつの間にか11月も終わりが近づいた 時間の経過が早い早い 
日が短くなり冬至が近いことを感じさせる

ずっと以前からなのだが温浴施設で遮熱を採用できないかと考えている

温浴は湿気と熱気や冷気もありそして季節変動のある外気があり露天風呂もある
従来、熱気浴では断熱でやってきているので熱気を拡散させないために布団でくるんでいるようなもので、時間経過でどうしても周辺躯体などに熱は伝搬してしまう

伝搬して結露し熱負荷を大きくし、いわば冷却しながら加熱するという最も無駄なことをやっている
これは温浴浴槽や冷水浴槽でも似たようなことがおきている 

やはり断熱材で断熱し保温するという方法しかとれていない

遮熱材料が貯湯槽をくるむように貼り付けると放熱量が減る、日射の遮熱以外にこの類の遮熱に実績が多い

となると、サウナのような熱源になる部屋そのものを断熱とともに遮熱をすれば問題となる他の部分への熱伝搬が少なく、サウナ室自身も放熱が少なくなるのではないかと考えている

# by plus-plan | 2016-11-25 18:47 | ふろのこと

高額温泉施設の開業

8月に入った

梅雨明け10日を過ぎたから徐々に気候不安定な日になっていくと思われる

交代で夏季休暇というところは、この時期や盆明けが多いのではないかと思う

熱気ではかどらない仕事なら長期休んでしまうほうが良いぐらいだがそうもいかない

今年はオリンピックの年でもありイベントに事欠かない


先日夏休みを前に開業した温泉利用施設を利用してみた

ホームページを事前に見ていたのだが入館料が高額に設定されている

昨今の傾向ではあるが、施設の大規模化、サービスの充実など手だてが必要なのだがそういうどのような「手を」打っているのか興味があった 


ロケーションは足元にはあまり人口のいない風光明媚ではある 


だからそこそこ遠距離を利用されないと成立しないところといえる または少数人口にリピートさせる手立てを持っていることだと思う


実際に利用してみると休日の平日よりさらに高額な利用料を支払い入館 館内着さえ別料金


想像通り休日にも関わらす利用者がわずか

施設規模も従来のスパ銭のそれより小規模 休憩スペースこそ立派なテレビ付き安楽椅子が並ぶ部屋が設けられている

しかしそれ以外は特筆すべきものはない


昼時だったので食堂でついでに軽く食事をと思い行ってみると料亭コースメニュー

飲食まで高単価にしてそういう利用者を集客しようという方針なのだろう

入湯税が課せられるところであるから少人数でも売り上げが上がることを考えたのだろうが、それでも利用者がいなければまったく意味がない



# by plus-plan | 2016-08-06 11:16 | ふろのこと